マンションは何故『管理を買う』のか? | 誠和不動産販売株式会社

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マンションは何故『管理を買う』のか?

マンションは何故『管理を買う』のか?
著:誠和不動産販売  2021年12月更新


 マンションは“管理を買え” 

マンションを買うときの金言、皆さんはご存知ですか。
一戸建てと違い、壁を隔てて(あるいは天井・床も)他人と建物を共有するマンションは、日常の使い方も建物の維持管理も、その全てが他人との共同生活となります。
ゆえに、マンションを買うときは『管理を買え』と言われるのです。

さて、この言葉を前にして、マンションの『何処を見たら』その“管理”は判断できるか。
“管理”がよく行き届いたマンションは、下記のような特徴があります。


 ① 共用部分の清掃・整備がなされている 

 ●エントランスや共用部分は常に清潔に保たれている
 ●ゴミ置き場は乱雑になっていない
 ●駐輪場等も整然としている(不法駐輪等が無い)
 ●照明や設備(宅配ボックス等)が適宜修理・交換されている

 これらを見ると、管理を委託された管理会社の業務内容を推し量ることができます。

 ② 警告文の掲示が少ない 

 ●生活騒音のトラブルが少ない(多いと警告文の掲示が増える)※近年はペット関連のトラブルも増えてきています。


 ③ 大規模修繕工事が計画に沿って適切に行われている 

 ●長期的な視野で維持管理が行われている証左です ※難点は『外部から調べることが難しい』こと。

マンションを見る時は、このような視点から『管理は行き届いているか』と見てみると、そのマンションの実態を把握することができるでしょう。
見た目の綺麗なマンションでも、実は管理が疎かになっていることも珍しいことではありません。
見た目や築年数、ブランドに惑わされず、その“管理”の実態を注視してみてください。



 “管理を買え”には真の意味が隠れている 

『管理を買え』は、このように“管理の実態”、つまりイコール『管理会社を買え』ということかと思われるかもしれません。
しかし、その言葉の意味はもうひとつあります。

マンションは、前述の通りそこに住まう住人(区分所有者)が共有するものです。
そして、区分所有者全員が参加し構成する“管理組合”が、(マンション管理業者等の支援を受けながら)主体的に建物の維持管理を行うもの。
考えてみてください。自分の住まいを自身が維持管理していくこと、至極当然のことではないでしょうか。

ゴミ出しに始まり、エントランスや共用部分の清掃、日常生活の恒常性の確保、修繕工事の手配…etc
これらは全て、本来は管理組合(を構成する区分所有者)が行うべきことであり、管理会社は管理契約に基づきそれを代行しているだけなのです。

 管理組合と管理会社の関係 




そう、つまり『管理を買え』とは『“管理組合”を買う』ことに他なりません。
管理組合は、区分所有者全ての集合体です。
管理組合を見れば、それを構成する住人(区分所有者)の質も自ずと推し量ることができます。
住人(区分所有者)が主体性を持って管理組合へ参加していれば、マンションそのものの住環境はもとより、業務を代行する管理会社への監督も機能するでしょうし、結果マンションの維持・管理体制は良好な状態に保たれることになります。

ゆえに私たちは、マンションを買うときに『管理組合を買う』のです。

 

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