住宅ローンの金利タイプは大きく分けると、「変動金利」と「固定金利」があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、「どちらを選べば正解」というものではありません。ご自身の収入や資金計画、今後のライフプランなどを踏まえて選ぶことが大切です。まずは、それぞれの特徴を簡単に比較してみました。
| 比較項目 | 変動金利金融情勢などの変化に応じて、 適用される金利が見直されるタイプ |
固定金利一定期間または借入期間中の金利が 変わらないタイプ |
|---|---|---|
| メリット | ・借入開始時の金利が低い傾向にある ・金利が上がらなければ総返済額を抑えられる |
・金利上昇の影響を受けにくい ・毎月の返済額を把握しやすく、将来の資金計画が立てやすい |
| デメリット | ・金利が上昇した場合、将来的に返済額が増える可能性がある ・金利上昇による家計への影響を考えておく必要がある |
・借入開始時の金利が高い傾向にある ・世の中の金利が下がっても恩恵を受けられない |
| 向いている人 | ・資金や収入に余裕がある人 ・借入額が比較的少ない、または借入期間が短い人 ・金利動向を確認しながら、状況に応じて対応できる人 |
・毎月の返済額をできるだけ安定させたい人 ・将来的な金利上昇リスクを避けたい人 ・今後の収入や支出を見据え、長期的な資金計画を立てたい人 |
住宅ローンを選ぶ際に確認しておきたいポイント
①「5年ルール・125%ルール」の有無を確認
変動金利を検討する際に、ぜひ確認しておきたいのが「5年ルール」と「125%ルール」です。金利が上昇しても一定期間は毎月の返済額を据え置く「5年ルール」や、返済額が前回の返済額の1.25倍を超えないようにする「125%ルール」が設けられている場合があります。
ただし、全ての金融機関や住宅ローンに適用されるわけではありません。特にネット銀行などでは、これらのルールを採用していないケースもあります。契約前に、金融機関の返済ルールをしっかり確認することが大切です。
②「ミックスローン」という選択肢も
「変動か固定か決められない」という方のために、「ミックスローン」という選択肢もあります。借入額を分けて、「半分を変動金利、半分を固定金利」といったように、異なる金利タイプを組み合わせる方法です。例えば、借入額の半分を固定金利、残り半分を変動金利にすることで、金利上昇リスクをある程度抑えながら、変動金利の低金利のメリットも活用することができます。ただし、金融機関によって取り扱いや条件が異なるほか、借入を分けることで手数料などが増える場合もありますので、こちらも事前に確認することが大切です。
③「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」は違う
住宅ローンを検討する際は、「金融機関からいくら借りられるか」だけでなく、「毎月無理なく返済できるか」という視点も大切です。金融機関の審査によって借入可能額が決まりますが、実際の生活では住宅ローン以外にも、生活費に加えて、固定資産税や教育費、車の維持費など、さまざまな支出があります。また、将来的に収入が変化したり、まとまった支出が発生したりする可能性もあります。そのため、住宅ローンを組む際は、現在の収入だけで判断するのではなく、今後のライフプランや将来的な支出も考慮し、無理なく返済を続けられる借入額を検討することが重要です。
まとめ
住宅ローンの金利タイプを選ぶ際は、「今の金利が低いから」という理由だけで決めるのではなく、ご自身の収入や借入額、返済期間、将来のライフプランなどを総合的に考えることが重要です。
変動金利と固定金利、それぞれの特徴を理解したうえで、「どちらが得か」だけではなく、「自分にとって無理なく返済を続けられるか」という視点から、ご自身の家計に合った住宅ローンを選びましょう。





