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住宅ローンの長期支払について

住宅ローンの長期支払について
著:武藤 りょう  2025年6月更新


住宅ローンの返済期間について、一般的に最長35年としているものが多くありますが、近年はそれより5年長く40年まで返済期間を設定できるローンも増えており、なかには最長返済期間50年の「50年ローン」を扱っている金融機関や住宅ローン商品もあります。

40年ローンが増えている理由としては住宅価格の上昇があり、35年ローンでは毎月の返済が厳しくなるという理由や、住宅購入後も子育てや教育、親の介護など、さまざまな支出が必要となるため、毎月の返済額を抑えたいという理由などがあります。毎月の返済額を減らすことができれば家計に余裕を持たせることができるため、この点も選ばれる理由の1つとなっています。

住宅ローンを40年で借りるメリット、デメリットとしては、


 メリット 

 ● 月々の返済額が抑えられる
 ● 団体信用生命保険の保障が長く続く
 ● 繰り上げ返済など、支出の少なくなったタイミングでの返済の自由度が高まる


 デメリット 

 ● 返済期間が長く、総返済額が多くなる(ローン残高がなかなか減らない)
 ● 借入時の金利が最長35年のローンと比較して高くなる場合がある
 ● 返済期間中の金利の上昇リスクが高くなる


などがあります。

例えば、将来的に収入の増加が見込める人には40年ローンは向いているかもしれません。収入が上がりローンの返済に余裕ができれば貯蓄して繰り上げ返済もしやすくなります。返済期間中に金利が上昇し返済額が増えた場合でも対応がしやすくなります。
また、最近では月々の返済額が少ない分、資産運用にまわしローン金利よりも高い利回りを得て返済にあてるという、資産運用が得意な人が40年ローンを検討することもあるようです。

逆に、返済に余裕のないため金利上昇などに対応できない人や働き始めなど、収入がまだ安定していない人は40年ローンが向いていないかもしれません。また、将来的に住み替えなどを検討している場合は、家を売却したときに売却額の多くをローンの完済に充てなければならなくなるため、手元資金が少なくなる可能性があり向いていないかもしれません。

住宅ローンを40年で検討する際、上記のようにそれぞれメリット、デメリットがありますが、やはり特に気をつけたいのは返済期間が長くなることで、ご自身のライフプランにどう影響を与えるかという点となります。身の回りの環境が大きく変化した際に返済し続けられるか、将来定年時にローン返済が残り、その後の生活にどんな影響を与えるかなど考えておく必要があります。40年ローンはメリットだけでなく注意すべき点も多いため、利用する際には将来のライフプランやキャリアプランなども踏まえて検討することが大切です。


 

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